農業ソリューション企業


農業においては、それぞれの農家が経験に基づくさまざまな知識を持っています。それらの経験や知識を個々の農家が管理するだけではなく、企業が開発した技術によってデータを管理・共有することで、より効率的に生産が行えるようになります。農業において、こういったデータの蓄積と提供を行う企業は農業ソリューション企業と呼ばれています。

農業ソリューション企業の目的は短期的な収穫量の増大ではなく、地球規模で農業や食糧生産を考えていくことです。人口増大に見合う生産の向上を見据えつつ、環境への悪影響を最小限に止めるために、研究を重ねているのです。

日本にも支社を持つアメリカのとある農業ソリューション企業でも、農作物の生産において温室効果ガスの排出をなくすための方策をとっています。これには作物の遺伝子組み換えや蓄積してきたデータの活用、ある種のガスの生成を抑えるため、大きく土壌を掘り起こさないようにすることや、カバークロップ(作物を作らない期間に、土壌侵食の防止を目的に作付けされるイネ科やマメ科などの植物)の栽培などが含まれます。また、同社は主力分野である農薬の分野においても、温室効果ガスの排出を抑えるための製品を研究・提供しています。